「強制執行前に、家財を移動して保管できませんか?」

query_builder 2026/05/16
遺品整理
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「強制執行前に、家財を移動して保管できませんか?」
行政からご相談をいただきました。
50代後半の男性。
普通に働き、
普通に生活していた方です。

ですが、
大ケガをきっかけに働けなくなり、
生活保護を受給することに。

生活保護が決まるまでの間に
家賃が滞納となってしまい、
強制執行が目前まで迫っていました。

行政と協力しながら、
家財を一時保管します。

「強制執行」と聞くと、
だらしない生活、
散らかった部屋を想像する方もいるかもしれません。

でも、
今回のお宅はとても綺麗でした。

きちんと暮らしていた人でも、
事故や病気で突然働けなくなる。

そして、
収入が止まると、
生活は一気に崩れてしまう。

誰にでも起こり得ることだと思いました。

作業当日。

まだ荷物の整理が終わっていなかったため、
搬出班と、梱包をお手伝いする班に分かれて作業を進めました。

ですが当日になっても、
お客様の一時居住先は決まらず…。

午後になって、
行政の方から
「取り敢えず今日はビジネスホテルへ」
との連絡が入りました。

行政が確保している施設も、
空きがないそうです。

無事に搬出も終わり、
部屋は空っぽに。

最後にお客様と一緒に室内を確認しました。

すると、
お客様が、突然こらえていた涙を流し始めました。

私も危うくもらい泣きしそうになりましたが、
ぐっとこらえて、

「また引越先が決まったらお会いしましょう。
◯◯さんが元の生活に戻れるよう、
私も応援しています」

そうお伝えして、
笑顔でお別れしました。

片付けの仕事をしていると、
“家を空っぽにする日”ではなく、
“もう一度やり直すための日”
に立ち会っている気持ちになることがあります。

#生活保護
#強制執行
#遺品整理
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